「フォルダ タイムスタンプ更新」は、選択されたフォルダの更新日時を、下位フォルダの中で最新のファイルの更新日時に合わせるツールです。
デジタルカメラなどで撮影した画像を、パソコンで管理している人は多いと思いますが、市販のパッケージソフトを使わずに、低レベルな管理の仕方として、Windows のファイルシステム(フォルダ構成)で管理している人もいらっしゃると思います。そんな方々にぜひ使っていただきたいのが、「フォルダタイムスタンプ更新」というフリーソフトです。
扱うファイルは画像に限りませんので、動画や音楽、Word 文書や Excel ワークシート、そのほか html・スクリプトやプログラムのソースファイルなど、最後に更新されたファイルは、どこにあるかを探す手助けになります。
たとえば、デジタルカメラやメモリカードを示す G:ドライブから、パソコンの D:ドライブに、DCIM フォルダごとコピーしたとすると、D:ドライブのフォルダ構成のタイムスタンプ(更新日時)は、今コピー(作成)された日時を示すようになってしまいます。
↑SD カードの中身。
↑コピー先フォルダの中身。フォルダの元の更新日時はすべて失われ、今コピー(作成)された日時を示している。
「フォルダ タイムスタンプ更新」を実行して、
「特殊ファイルは無視する」を選択しておくと、Windows が使用する、画像のサムネイル用などの隠し属性やシステム属性のファイルは無視して、更新日時を取得するようになります。
「更新日時-最新のファイルに合わせる」を選択しておくと、フォルダの更新日時を、下位フォルダの中で最新のファイルの更新日時に合わせます。
「更新日時-最も古いファイルに合わせる」を選択しておくと、フォルダの更新日時を、下位フォルダの中で最も古いファイルの更新日時に合わせます。
「作成日時-最新のファイルに合わせる」を選択しておくと、フォルダの作成日時を、下位フォルダの中で最新のファイルの更新日時に合わせます。アクセス日時についても、古ければ最新のファイルの更新日時に合わせます。更新日時の方が作成日時より古いという、おかしなことがなくなります。
「作成日時-最も古いファイルに合わせる」を選択しておくと、フォルダの作成日時を、下位フォルダの中で最も古いファイルの更新日時に合わせます。
D:\DCIM フォルダを選択して開始メニューを選択すると…
↑更新後の中身。フォルダのタイムスタンプ(更新日時)は、下位フォルダの最新のファイルの更新日時に合わせられます。
↑たとえば、2006年のお正月に撮った写真は、143CANON のフォルダに入っているということが推測できます。
「フォルダ タイムスタンプ更新」は、選択されたフォルダの更新日時を、下位フォルダの中で最新のファイルの更新日時に合わせるツールです。
デジカメなどからパソコンにコピーしたフォルダの更新日時を、中に入っている最新のファイルの更新日時に合わせられます。エクスプローラなどで、更新日時順に並びかえると、中に入っているファイルの日時がいつごろか、だいたい分かるので、探すときに楽になります。また、開発者がプロジェクトの管理などに役立つカモ知れません。
任意のフォルダに解凍してください。外部の DLL などは使用していませんし、構成設定ファイルやレジストリも使用していません。アンインストールは、解凍されたファイルを削除するだけです。Windows XP/2003/Vista/2008/7/8/2012/8.1/10 以外のOSでは正しく動作しません。
DTIME.EXE を実行してください。更新の対象とするフォルダを選択して、開始メニューを選択すると更新を開始します。更新中に中止メニューを選択すると、更新を中止します。システムで使用しているフォルダや、書き込み禁止になっているフォルダなど、更新できないフォルダもあります。ネットワーク先のファイルシステムによっては、更新できないフォルダもあります。更新日時は、2秒以内の誤差が発生する場合があります。
メニュー | 説明 | |
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ファイル | ルート |
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フォルダリストを開く |
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フォルダリスト |
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オプション設定 |
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名前を付けて保存 |
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終了 |
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タイムスタンプ更新 | 開始 |
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試行(シミュレーションモード) |
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中止 |
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特殊ファイルは無視する |
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更新日時 |
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作成日時 |
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圧縮(zip, lzh 形式)の中まで参照する |
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サブフォルダの下位を参照しない |
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サブフォルダを参照しない |
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ルートまで上位フォルダを更新する |
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ファイルが無いフォルダを更新する |
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ヘルプ | フォルダ タイムスタンプ更新 ヘルプ |
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バージョン情報 |
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最新のバージョンでは、以下の起動時のオプションに対応しています。 バッチファイルや、タスクのスケジュールなどから自動的に開始することも可能になります。
形式)DTIME[.EXE] [/RD|/RP|/RC|/RN] [/E-] [/N|/N-|/U|U-] [/C-|/C+|/O-|/O+] [/Z-|/Z+] [/K+|/B+] [/R+] [/M+] [[/S|/T [/L]] [/F:ファイル名] パス名]
例)>DTIME.EXE /S /L "C:\Program Files"
オフィス・ネオ(http://www.office-neo.jp/)
バージョン・日付 | 内容 |
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Version 1.20 (2021/04/01) |
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Version 1.19 (2020/04/01) |
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Version 1.18a (非公開) |
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Version 1.18 (2016/07/01) |
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Version 1.17 (2014/03/01) |
|
Version 1.16 (2013/04/01) |
|
Version 1.15 (2012/03/01) |
|
Version 1.14 (2011/11/21) |
|
Version 1.13 (2010/11/01) |
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Version 1.12 (2010/01/04) |
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Version 1.11 (2009/08/17) |
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Version 1.10 (2008/04/10) |
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Version 1.09 (2007/10/10) |
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Version 1.08 (2007/08/17) |
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Version 1.07 (2007/07/09) |
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Version 1.06 (2007/06/11) |
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Version 1.05 (2007/04/23) |
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Version 1.04 (2007/03/16) |
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Version 1.03 (2006/12/18) |
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Version 1.02 (2006/12/15) |
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Version 1.01 (2006/12/01) |
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Version 1.00 (2002/09/04) |
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このソフトウェアを作ったきっかけは、フォルダごとファイルをコピーしたときに、フォルダの更新日時が、まったく意味のない、作業したときの日時に勝手に変更されてしまうのが気に入らなかったからです。
仕事柄、プログラムソースなどのプロジェクト関連ファイル群を、バージョンアップやバックアップなどで、フォルダごとコピーすることがよくあるのですが、あとで見返したり、圧縮して納品したりするときに、リリース日やバージョン番号で統一してあるファイルの日時の方が重要なのです。
今では、さまざまな場面で重宝しています。デジカメ等の画像取り込み後をはじめ、圧縮して保存する直前や CD-R/DVD に書き込む直前などです。サービスパックやホットフィックス適用済みの
ISO 形式 Windows インストール ブータブル CD/DVD イメージを作成するとき、バッチファイルから呼び出すようにしておくと、仕上がりが素人っぽくなくなり、自己満足しています。
ご自由にお使いいただける、管理人が趣味で公開しているソフトウェアです。